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今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘 内科診療でよく遭遇する便通異常
神経・精神疾患患者の便通異常
著者: 舌津高秋1 金子宏1 山本紘子1
所属機関: 1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院神経内科(心療内科)
ページ範囲:P.2065 - P.2067
文献購入ページに移動Parkinson病では発症早期から便秘が出現し,進行期ではほぼ必発となる.Parkinson病治療薬は概して腸管運動を抑制する作用があり,便秘を増悪させやすい.
内科を受診するうつ病患者は,いわゆる仮面うつ病として下痢や便秘を主訴とすることも多い.うつ病と過敏性腸症候群の合併も頻度が高い.
抗うつ薬(特に三環系)や抗精神病薬を内服中の患者では,副作用として便秘をしばしば認める.
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