medicina43巻13号

2006年12月発行

連載

目でみるトレーニング

著者： 川畑茂¹ 熊野浩太郎² 齋尾友希江³

所属機関： ¹国立病院機構長崎医療センター呼吸器科 ²獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科 ³羽島市民病院内科

ページ範囲：P.2079 - P.2086

問題　463

　症例：76歳，女性．

　主訴：特記事項なし．

　既往歴：特記事項なし．

　生活歴：喫煙歴なし．

　現病歴：6年前まで毎年検診を受けていたが，異常を指摘されたことはなかった．今回検診目的で胸部X線検査を施行したところ異常陰影を指摘され，精査のため紹介となった．

参考文献

１) 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会：サルコイドーシスの診断基準と治療指針．Avaiable from URL：http://jssog.com/

２) 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会：サルコイドーシス治療に関する見解―2003. Avaiable from URL：http://jssog.com/

１) 三浦総一郎，穂苅量太，都築義和：蛋白漏出性胃腸症の原因と鑑別診断．日本医事新報 4238：1-6，2005

２) 能正勝彦，高橋裕樹，池田幸穂・他：シクロフォスファミドパルス療法が有効であった蛋白漏出性胃腸症合併混合性結合組織病の1症例．リウマチ 38：818-824，1998

３) 福田真作，吉田　豊：蛋白漏出性胃腸症．日内会誌 85：1098-1103，1996

１) 会田英明・他；SLEをはじめとする膠原病類似の病態を呈したヒトパルボウイルスB19感染症の10例．九州リウマチ 23：188-194, 2004

２) 山上健二・他；全身性エリテマトーデスに合併したヒトパルボウイルスB19感染症．日大医科 63：223-228, 2004

３) Tanaka T, et al：Human parbovirus B19 infection resembling systemic lupus erythematosus. Intern Med 37：708～710, 1999

４) Herman J, et al：Clinical interpretation of antineutrophil cytoplasmic antibpdies；Parvovirus B19 infection as a pitfall. Ann Rheum Dis 64：641-643, 2005