文献詳細
文献概要
今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療 Editorial
t-PA時代のブレインアタック診療
著者: 山脇健盛1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部神経内科
ページ範囲:P.188 - P.190
文献購入ページに移動ポイント
・2004年3月に,わが国初の「脳卒中治療ガイドライン2004」が発表された.
・2005年10月,発症3時間以内の急性期脳梗塞におけるt-PA静注療法が認可された.同時に日本脳卒中学会より,「rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法適正治療指針」が作成され発表された.
・血栓溶解薬は諸刃の剣であり,使用基準を遵守しない場合,症候性頭蓋内出血の危険性が著しく増大する.
・2004年3月に,わが国初の「脳卒中治療ガイドライン2004」が発表された.
・2005年10月,発症3時間以内の急性期脳梗塞におけるt-PA静注療法が認可された.同時に日本脳卒中学会より,「rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法適正治療指針」が作成され発表された.
・血栓溶解薬は諸刃の剣であり,使用基準を遵守しない場合,症候性頭蓋内出血の危険性が著しく増大する.
参考文献
1) The National Institute of Neurological Disorders and Stroke rt-PA Stroke Study Group:Tissue plasminogen activator for acute ischemic stroke. N Engl J Med 333:1581-1587, 1995
2) 峰松一夫,・他:発症3時間以内の虚血性脳血管障害に対するGMK-527(アルテプラーゼ)静注療法臨床試験の結果.脳卒中 26:603-606, 2004
3) Graham GD:Tissue plasminogen activator for acute ischemic stroke in clinical practice;A meta-analysis of safety data. Stroke 34:2847-2850, 2003
4) 小林祥泰(編):脳卒中データバンク2005,中山書店,2005
5) 脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中治療ガイドライン2004,協和企画,2004
掲載誌情報