icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina43巻2号

2006年02月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療 ブレインアタック理解のために

わが国の脳卒中の疫学と動向

著者: 今村剛1 清原裕1 井林雪郎1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学

ページ範囲:P.196 - P.198

文献購入ページに移動
ポイント

・久山町における住民調査の結果,
①脳卒中死亡率は減少傾向にある.
②脳卒中発症率は1960年代から減少傾向にあるが,その傾向は1980年代になり鈍化している.
③高血圧の頻度には時代的変化は認めなかったが,治療により血圧レベルが低下した.一方で肥満・耐糖能異常・高コレステロール血症の頻度が急増した.

参考文献

1) Kubo M, et al:Trends in the incidence, mortality, and survival rate of cardiovascular disease in a Japanese community;The Hisayama study. Stroke 34:2349-2354, 2003
2) 藤島正敏:高齢者の心血管病-久山町研究から.日老医誌 36:16-21,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?