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今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療 ブレインアタックの診断
CTかMRIか
著者: 長尾毅彦1 片山泰朗2 横地正之1
所属機関: 1都立荏原病院神経内科 2日本医科大学神経内科
ページ範囲:P.226 - P.229
文献購入ページに移動・CT検査は脳卒中救急診療の最低限の設備であるが,その撮影,診断基準などを推奨通りの基準に統一することが重要である.
・CT検査で,血栓溶解療法の適応基準が狭まる可能性は少ないが,無効例の除外,3時間以降の有効例判定にはMR検査が不可欠である.
・MR検査でも,脳出血,くも膜下出血はCT検査と同様に診断可能であるため,MR施行可能な施設では,CT検査を先行させる必要はない.
・超急性期血栓溶解療法施行にあたっては,可能な限り24時間稼働でMR検査を行う診療体制を組むべきである.
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