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文献概要
今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療 発症3時間以内に治療開始のために
Door to needle time短縮の工夫
著者: 井上勲1
所属機関: 1脳神経センター大田記念病院脳卒中診療部脳神経内科
ページ範囲:P.305 - P.307
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・チーム医療としての急性期脳卒中診療プランとプロトコールの作成徹底が重要である.
・必要以上の検査のために治療開始時期が遅れてはならない.
・発症から3時間以内に投与を行えばよいの認識ではなく,早ければ早いほどよい(Time Lost is Brain Lost)の概念を院内で徹底させる.
・地域として急性期脳卒中治療のネットワークのシステム構築が重要である.
・チーム医療としての急性期脳卒中診療プランとプロトコールの作成徹底が重要である.
・必要以上の検査のために治療開始時期が遅れてはならない.
・発症から3時間以内に投与を行えばよいの認識ではなく,早ければ早いほどよい(Time Lost is Brain Lost)の概念を院内で徹底させる.
・地域として急性期脳卒中治療のネットワークのシステム構築が重要である.
参考文献
1) Kwan JP, et al:Improving the efficiency of delivery of thrombolysis for acute stroke;A systematic review. Qjm 97:273-279, 2004
2) 日本脳卒中学会医療向上・社会保険委員会rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法指針部会:アルテプラーゼ静注療法の実際.rt-PA(アルテプラーゼ)静注療法適正治療指針2005年10月,pp13-20,2005
3) Schwamm LH, et al:Recommendations for the establishment of stroke systems of care;Recommendations from the American Stroke Association’s Task Force on the Development of Stroke Systems. Stroke 36:690-703, 2005
4) 井上 勲:脳卒中治療ネットワークのあるべき姿とは.循環器科 57:388-395, 2005
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