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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻2号

2006年02月発行

文献概要

今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療 脳卒中慢性期の管理

無症候性脳梗塞,脳出血,動脈瘤の管理

著者: 斎藤こずえ1 上野聡1

所属機関: 1奈良県立医科大学神経内科

ページ範囲:P.314 - P.316

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ポイント

・無症候性脳梗塞を有する人は,脳卒中発症率が高く,その原因を検索しリスクに応じた治療をすることが重要である.

・無症候性脳出血は高血圧や,ラクナ梗塞,症候性脳出血と関連している可能性があり注意が必要である.

・無症候性未破裂動脈瘤の治療は動脈瘤の大きさ,形,部位,多発性,患者の年齢,性別,家族歴,高血圧や喫煙などリスクに応じて治療する.

参考文献

1) Kobayashi S, et al:Subcortical silent brain infarction as a risk factor for clinical stroke. Stroke 28:1932-1939, 1997
2) Executive Committee for the Asymptomatic Carotid Artherosclerosis Study:Endarterectomy for asymptomatic carotid artery stenosis. JAMA 273:1421-1428, 1995
3) Roob G, et al:MRI evidence of past cerebral microbleeds in a healthy elderly population. Neurology 52:991-994, 1999
4) Roob G, et al:Frequency and location of microbleeds in patients with primary intracerebral hemorrhage. Stroke 31:2665-2669, 2000
5) 森田明夫:日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査(UCAS JAPAN)中間報告 Ⅳ.第61回日本脳外科学会総会,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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