文献詳細
今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ
異常症候・尿検査異常をみたら―検査の進め方と診断
文献概要
ポイント
・1日の老廃物を排泄するのに必要な最低尿量は約400mlであり,乏尿とは1日尿量がそれ以下になることをいう.
・乏尿は原因によって腎前性,腎性,腎後性の3つに分けられ,それぞれによって治療法が異なる.
・一度乏尿を呈すると急激な経過をとることが多く,迅速な対応が求められる.
・腎前性は輸液などにより速やかに改善しうる.腎性・腎後性は専門医へコンサルトを行うべきである.
・1日の老廃物を排泄するのに必要な最低尿量は約400mlであり,乏尿とは1日尿量がそれ以下になることをいう.
・乏尿は原因によって腎前性,腎性,腎後性の3つに分けられ,それぞれによって治療法が異なる.
・一度乏尿を呈すると急激な経過をとることが多く,迅速な対応が求められる.
・腎前性は輸液などにより速やかに改善しうる.腎性・腎後性は専門医へコンサルトを行うべきである.
参考文献
1) 木村健二郎,富野康日己:講義録腎臓学,メディカルビュー,2004
2) 横井 徹:患者さんの質問に答える外来腎疾患診療,南山堂,2005
3) 深川雅史,吉田裕明,安田 隆:レジデントのための腎疾患診療マニュアル,医学書院,2005
4) 富野康日己:図解腎臓内科学テキスト,中外医学社,2004
5) Markowitz GS, et al:Drug-induced renal failure;A focus on tubulointerstitial disease. Clin Chim Acta 351:31-47, 2005
掲載誌情報