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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻3号

2006年03月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ 異常症候・尿検査異常をみたら―検査の進め方と診断

尿蛋白陽性といわれたら

著者: 柴田孝則1 加藤謙一1

所属機関: 1昭和大学医学部腎臓内科

ページ範囲:P.394 - P.397

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ポイント

・生理的蛋白尿と病的蛋白尿に分けて考える.

・早朝尿で蛋白尿が陰性となる場合は,体位性蛋白尿が考えられる.

・腎性蛋白尿には糸球体性と尿細管性がある.

・糸球体性蛋白尿の主たる成分はアルブミンである.

・1日尿蛋白2g以上は,通常は糸球体性蛋白尿が考えられる.

・1日尿蛋白1g以上が持続する場合は腎の予後に注意が必要である.

参考文献

1) Wingo CS, Clapp WL:Proteinuria;Potential causes and approach to evaluation. Am J Med Sci 320:188-194, 2000
2) Carroll MF, Temte JL:Proteinuria in adults;A diagnostic approach. Am Fam Physician 62:1333-1340, 2000
3) 折田義正・他:日本腎臓学会腎機能(GFR)・尿蛋白測定委員会報告書.日腎会誌 43:1-19,2001
4) 原田孝司,宮崎正信,河野 茂:Ⅰ.腎障害の評価と診断法 2.尿検査.日内会誌 93:866-873,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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