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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻3号

2006年03月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ 検査の進め方―腎疾患を見逃さないために

腎生検はどんなときに行うの

著者: 升谷耕介1 平方秀樹2

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 2九州大学病院腎疾患治療部

ページ範囲:P.414 - P.419

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ポイント

・腎生検は腎疾患の診断と治療を行ううえで重要な情報をもたらす.

・超音波による腎の探索法と自動生検装置が普及し,組織の採取はより安全で確実となった.

・検査に伴う出血は不可避であり,合併症を最小限にとどめるよう,手技の向上に努める必要がある.

・標本作製は熟練を要し,病理検査室との緊密な連携が必要である.

参考文献

1) Iversen P, Brun C:Aspiration biopsy of the kidney. Am J Med 11:324-330, 1951
2) Churg J, et al:Renal disease―Classification and Atlas of Glomerular Disease, pp19-20, Igaku-Shoin, Tokyo, New York, 1972
3) Racusen LC, et al:The Banff 97 working classification of renal allograft pathology. Kidney Int 55:713-723, 1999
4) 平方秀樹:腎生検―アンケート調査集計報告.日腎会誌 45:731-738, 2003
5) 富野康日己:IgA腎症診療指針(第2版).日腎会誌 44:487-493, 2002
6) Solez K, et al:International standardization of criteria for the histologic diagnosis of renal allograft rejection;The Banff working classification of kidney transplant pathology. Kidney Int 44:411-422, 1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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