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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻3号

2006年03月発行

文献概要

今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ 腎・尿路疾患の診断と治療 【疾患各論】

急性腎炎症候群・急速進行性腎炎症候群

著者: 田中宏明1 山縣邦弘2

所属機関: 1筑波大学附属病院腎臓内科 2筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系腎臓内科

ページ範囲:P.428 - P.430

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ポイント

・急性腎炎症候群は腎疾患の既往のない患者に急性に発症する疾患で,血尿,蛋白尿,高血圧,糸球体濾過量の低下,乏尿を認める.

・多くは自然治癒傾向を示すが,高度蛋白尿の持続,進行性の腎機能障害例では,専門医への紹介を要する.

・急速進行性腎炎症候群は腎炎性尿所見と同時に進行性の腎機能障害を呈する.

・急速進行性腎炎症候群を疑った場合には直ちに腎疾患専門医にコンサルテーションすべきである.

参考文献

1) 堺 秀人・他:急速進行性腎炎症候群の診療指針.日腎会誌 44(2):55-82,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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