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今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ 腎・尿路疾患の診断と治療 【疾患各論】
ネフローゼ症候群―微小変化型・巣状糸球体硬化症・膜性腎症
著者: 斉藤喬雄1
所属機関: 1福岡大学医学部第4内科
ページ範囲:P.431 - P.433
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・ネフロ-ゼ症候群の多数は微小変化型で,その大部分はステロイドにより尿蛋白が消失する.
・高齢者では膜性腎症が多く,悪性腫瘍に伴う場合など続発性も考慮する.
・難治例では腎生検で診断を確定し,免疫抑制薬の併用など専門的な治療が必要となる.
・ネフロ-ゼ症候群の多数は微小変化型で,その大部分はステロイドにより尿蛋白が消失する.
・高齢者では膜性腎症が多く,悪性腫瘍に伴う場合など続発性も考慮する.
・難治例では腎生検で診断を確定し,免疫抑制薬の併用など専門的な治療が必要となる.
参考文献
1) 堺 秀人・他:難治性ネフローゼ症候群(成人例)の診療指針-平成13年までの調査研究より.日腎会誌 44:751-761,2002
2) 斉藤喬雄:進行性腎障害の治療の進歩―ネフローゼ症候群.日内会誌 93:906-911, 2004
3) Shiiki H, et al:Prognosis and risk factors for idiopathic membranous nephropathy with nephrotic syndrome in Japan. Kidney Int 65:1400-1407, 2004
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