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今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法 慣れ親しむべき検査/手技
培養検査の流れ,結果の読み方
著者: 小森敏明1 藤田直久2
所属機関: 1京都府立医科大学附属病院臨床検査部 2京都府立医科大学臨床分子病態・検査医学
ページ範囲:P.550 - P.553
文献購入ページに移動・培養検査を行うためには,検査依頼情報と検体採取が重要である.
・検体提出当日には検体の品質管理とグラム染色結果がわかるので,適切な抗菌薬の選択が可能である.
・検体提出翌日には大まかな推定菌名がわかる.
・検査結果報告書は菌名と薬剤感受性結果をみるだけでなく,品質管理とグラム染色情報を参考にして「真」の起炎菌を推定する.
・健常者には存在しない細菌や無菌的な検査材料から検出された細菌は感染症起炎菌の可能性が高い.
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