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今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法 抗菌薬の投与法―おさえておくべき基礎知識
注意すべき添付文書の用法・用量
著者: 川島篤志1
所属機関: 1市立堺病院総合内科
ページ範囲:P.580 - P.583
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・わが国の抗菌薬の添付文書どおりの投与量や投与間隔では,薬理学的に適切ではないものが多い.
・時間依存性,濃度依存性の抗菌薬の特徴を理解したうえで,投与量と投与間隔を決定する.
・高齢者や腎機能低下時は,投与間隔を延ばすもの・投与量を減量するものがある.
・保険適用の兼ね合いがあるため,現時点では医師の責任・患者とのインフォームドコンセントのうえ,使用する.
・わが国の抗菌薬の添付文書どおりの投与量や投与間隔では,薬理学的に適切ではないものが多い.
・時間依存性,濃度依存性の抗菌薬の特徴を理解したうえで,投与量と投与間隔を決定する.
・高齢者や腎機能低下時は,投与間隔を延ばすもの・投与量を減量するものがある.
・保険適用の兼ね合いがあるため,現時点では医師の責任・患者とのインフォームドコンセントのうえ,使用する.
参考文献
1) CraigWA:Pharmacokinetic/pharmacodynamics parameters:Rational for antimicrobial dosing of mice and men. Clin Infect Dis 26:1-12, 1998
2) 二木芳人:市中肺炎の診断と治療―Time above MICに基づいた抗菌薬治療―.化学療法の領域 19:118-127,2003
3) Moore RD, et al:Clinical response to amynoglycoside therapy:importance of the ration of peak concentration to minimal inhibitory concentration. J Infect Dis 155:93-99, 1987
4) 藤本卓司:感染症レジデントマニュアル,医学書院,2004
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