文献詳細
今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法
抗菌薬の投与法―おさえておくべき基礎知識
文献概要
ポイント
・耐性菌を検出できる細菌検査室がなければ,耐性菌はみつからない.
・耐性菌は広域抗菌薬の長期使用後に出現する.
・耐性菌出現は,患者自身の問題のみならず,病院,地域,国といった公衆衛生学的問題でもある.
・耐性菌出現防止には,感染症を治療し,定着(保菌)を治療しないこと,感受性結果を正しく判断し適切な抗菌薬を投与することである.
・耐性菌を検出できる細菌検査室がなければ,耐性菌はみつからない.
・耐性菌は広域抗菌薬の長期使用後に出現する.
・耐性菌出現は,患者自身の問題のみならず,病院,地域,国といった公衆衛生学的問題でもある.
・耐性菌出現防止には,感染症を治療し,定着(保菌)を治療しないこと,感受性結果を正しく判断し適切な抗菌薬を投与することである.
参考文献
1) 猪狩 淳・他:薬剤耐性菌をめぐる最近の話題.臨床検査 45:809-874,2001
2) 藤田直久:PRSP/BLNAR/ESBLsへの対応―病棟での対応―.INFECTION CONTROL 11:1086-1091, 2002
3) 荒川宜親:第三世代セファロスポリンに耐性を示す「ESBL産生菌」.INFECTION CONTROL 11:1064-1069, 2002
4) 紺野昌俊:抗菌薬療法の考え方,第1巻 検出細菌から考える抗菌薬療法,株式会社ミット,2001
5) 戸塚恭一・他(監修):日本語版サンフォード感染症治療ガイド2005,ライフサイエンス出版,2005
掲載誌情報