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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻4号

2006年04月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法 各種抗菌薬―使いこなすための重要ポイント

カルバペネム系

著者: 安田善一1 信川泰成1 藤林哲男1

所属機関: 1福井大学医学部附属病院集中治療部

ページ範囲:P.596 - P.597

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ポイント

・著しく広いスペクトラムをもった抗生物質である.

・無効あるいは有効性が低いものを把握しておくべきである.

・本剤の濫用・長期使用はMRSAなどの耐性菌や真菌感染症を誘発するため,通常は第一選択薬としては使用せず温存すべき薬剤である.

・副作用として有名なものに痙攣の発生があり,注意が必要である.

参考文献

1) Petri WA Jr:カルバペネム類,グッドマン,ギルマン(編),高折修二,赤池昭紀,福田英臣(訳):薬理書〈下〉―薬物治療の基礎と臨床 第10版,pp1539-1543,広川書店,2003
2) 岩田健太郎,宮入 烈:抗菌薬の使い方,考え方,中外医学社,2005
3) 藤本卓司:感染症レジデントマニュアル,医学書院,2005
4) Nishio H, et al:Metallo-β-lactamase-producing Gram-negative bacilli;Laboratory-based surveillance in cooperation with 13 clinical laboratories in the Kinki region of Japan. J Clin Microbiol 42:5256-5263, 2004
5) 荒川宜親:多剤耐性緑膿菌.Infectious Diseases Weekly Report Japan 4:9-13,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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