文献詳細
今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法
各種抗菌薬―使いこなすための重要ポイント
文献概要
ポイント
・マクロライド系薬はグラム陽性菌や非定型病原体を中心に抗菌力を有する.
・ケトライド系薬はマクロライド耐性肺炎球菌やレジオネラ菌にも有効である.
・マクロライド系薬の副作用の頻度は少ないが,他の薬剤との相互作用に留意する必要がある.
・近年,肺炎球菌のマクロライド高度耐性化が進行しており,インフルエンザ菌に対する有効性も低下してきている.
・マクロライド系薬はグラム陽性菌や非定型病原体を中心に抗菌力を有する.
・ケトライド系薬はマクロライド耐性肺炎球菌やレジオネラ菌にも有効である.
・マクロライド系薬の副作用の頻度は少ないが,他の薬剤との相互作用に留意する必要がある.
・近年,肺炎球菌のマクロライド高度耐性化が進行しており,インフルエンザ菌に対する有効性も低下してきている.
参考文献
1) 日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会:成人市中肺炎診療ガイドライン,日本呼吸器学会,2005.
2) Inoue M, et al:PROTEKT 1999-2000:a multicentre study of the antibiotic susceptibility of respiratory tract pathogens in Hong Kong, Japan and South Korea. Int J Antimicrob Agents 23:44-51, 2004
3) Okazaki N, et al:Characteristics of macrolide-resistant Mycoplasma pneumoniae strains isolated from patients and induced with erythromycin in vitro. Microbiol Immunol 45:617-620, 2001
掲載誌情報