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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻4号

2006年04月発行

今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法

各種抗菌薬―使いこなすための重要ポイント

グリコペプチド系

著者: 佐竹幸子1

所属機関: 1群馬大学医学部保健学科

ページ範囲:P.614 - P.615

文献概要

ポイント

バンコマイシンの適切使用は以下の症例に限られる.

・βラクタム薬耐性グラム陽性菌による重症感染症

・βラクタム薬にアレルギーのある患者

・偽膜性大腸炎(条件付き)

・心内膜炎の危険性が高い患者や外科手術患者に対する予防投与(条件付き)

・テイコプラニンが選択される場合:テイコプラニンに感受性のVREによる感染症

参考文献

1) 佐竹幸子,源河いくみ(訳):バンコマイシン耐性菌の伝播防止のためのCDCガイドライン,メディカ出版,1997
2) 藤田直久・他:VanAの表現型を示す多剤耐性腸球菌.INFECTION CONTROL 6:242-243, 1997
3) Centers for Disease Control and Prevention: Public health dispatch:Vancomycin-resistant Staphylococcus aureus-Pennsylvania, 2002. Morb Mortal Wkly Rep 51:902, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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