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今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法 各種感染症―抗菌薬選択の根拠と投与法
血管内カテーテル感染症
著者: 水谷哲1
所属機関: 1大阪けいさつ病院感染管理センター
ページ範囲:P.644 - P.646
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・血管内カテーテル感染症の治療期間は,カテーテル抜去後,CNS5~7日間,ブドウ球菌14日間,グラム陰性桿菌10~14日間,カンジダは血液培養陰性後,14日間である.
・合併症に対する治療期間は,敗血症による転移性感染症(肺塞栓,脳梗塞・脳膿瘍,肝膿瘍,腸腰筋膿瘍,感染性心内膜炎)は4~6週間,化膿性脊椎炎では6~8週間である.
・血液培養でカンジダを検出した場合は真菌性眼内炎の合併に留意して経過観察する.
・血管内カテーテル感染症の治療期間は,カテーテル抜去後,CNS5~7日間,ブドウ球菌14日間,グラム陰性桿菌10~14日間,カンジダは血液培養陰性後,14日間である.
・合併症に対する治療期間は,敗血症による転移性感染症(肺塞栓,脳梗塞・脳膿瘍,肝膿瘍,腸腰筋膿瘍,感染性心内膜炎)は4~6週間,化膿性脊椎炎では6~8週間である.
・血液培養でカンジダを検出した場合は真菌性眼内炎の合併に留意して経過観察する.
参考文献
1) Mermel LA, et al:Guideline for the management of intravascular Catheter-related infection. Clin Infect Dis 32:1249-1272, 2001
2) 藤本卓司:感染症レジデントマニュアル,医学書院,2004
3) Sanford JP, et al:The Sanford guide to antimicrobial therapy 2005(35thed), Antimicrobial Therapy Inc, 2005
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