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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻4号

2006年04月発行

文献概要

今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法 各種感染症―抗菌薬選択の根拠と投与法

性感染症

著者: 圓谷由紀子1 小山茂1

所属機関: 1都立広尾病院内科

ページ範囲:P.652 - P.655

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ポイント

・原因菌はクラミジアと淋菌が主であり,両者の重複感染が多く治療も同時に行う必要がある.

・クラミジアにはテトラサイクリン系,マクロライド系またはニューキノロン系薬を7~14日間投与する.淋菌はニューキノロン耐性株が増加している.

・腹痛を主訴とする疾患にクラミジアや淋菌の感染が原因である例がある.

・梅毒の治療はペニシリン系薬が基本であり,病期に応じて投与期間を決める.

参考文献

1) 松本哲朗:性感染症診断・治療ガイドライン.日臨 61:694-702, 2003
2) Miller KE, et al:Update on the prevention and treatment of sexually transmitted diseases. Am Fam Physician 67:1915-1922, 2003
3) Fox KK, Cohen MS:Gonococcal, Chlamydial and Mycoplasma Urethritis, Cohen, et al(ed):Infectious Diseases, 2nd ed, pp795-805, Mosby(Elsevier Limited), Edinburgh, 2004
4) 芳賀伸治:国立感染症研究所感染症情報センターホームページ.http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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