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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻5号

2006年05月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践 わが国の栄養療法の現状

わが国における栄養サポートチームの普及状況

著者: 伊藤彰博1 東口髙志1 梶谷伸顕1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部外科学・緩和ケア講座

ページ範囲:P.726 - P.729

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ポイント

日本静脈経腸栄養学会が,NSTの導入を学会主導で支援する“NSTプロジェクト”を設立し,わずか5年間で,プロジェクト参加施設は920,このうち684施設でNSTの稼動が開始されるに至った.

日本栄養療法推進協議会のNST稼動施設基準では,医師,薬剤師,管理栄養士,看護師,臨床検査技師の参加は必須とされている.

さらに栄養療法および栄養管理に関する成績(データやoutcome)を集積し,それを基に現行の実施方法を改善させる機能を有していることや,褥瘡チームや感染対策チームならびにリハビリテーション部門などの他のチーム医療や部門とのコラボレーションが図られていることが求められている.

参考文献

1) 東口髙志:NST(Nutrition Support Team)の役割.日外会誌 105:206-212, 2004
2) 東口髙志:NSTが病院を変えた!,医学芸術社,2003
3) Higashiguchi T, et al:Effect of nutrition support team based on the new system“Potluck Party Method(PPM)”. Jpn J Surg Metabol Nutr 34:1-8, 2000
4) 東口髙志・他:Nutrition support teamの新しいかたち-“Potluck Party Method(PPM)”の評価と展望.静脈経腸栄養 14:13-17,1999
5) 東口髙志:NSTプロジェクト;NST稼動施設近況報告.静脈経腸栄養 17:43-50,2002
6) 伊藤彰博・他:PPM-III方式による全科型NSTの効果.静脈経腸栄養 21,2006(印刷中)
7) 日本静脈経腸栄養学会・NSTプロジェクト実行委員会・東口髙志(編):NSTプロジェクト・ガイドライン,医歯薬出版,2001
8) 東口髙志,伊藤彰博:NSTの今後-日本栄養療法推進協議会発足をふまえて.臨床検査 106:700-704,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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