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今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践 経静脈・経腸栄養法の基本と実際
静脈栄養の合併症とその対策
著者: 秋山和宏1
所属機関: 1東葛クリニック病院外科
ページ範囲:P.761 - P.763
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静脈栄養の合併症として特に注意を要するのは,まず,高浸透圧性高血糖性非ケトン性昏睡である.速やかな生理食塩水の点滴と速効型インスリンにて対応する.次に,ビタミンB1欠乏症による乳酸アシドーシスであるが,診断がついたら直ちにビタミンB1の100mgを静注することで速やかな改善が得られることが多い.
静脈栄養の合併症として特に注意を要するのは,まず,高浸透圧性高血糖性非ケトン性昏睡である.速やかな生理食塩水の点滴と速効型インスリンにて対応する.次に,ビタミンB1欠乏症による乳酸アシドーシスであるが,診断がついたら直ちにビタミンB1の100mgを静注することで速やかな改善が得られることが多い.
参考文献
1) 井上善之:TPNレクチャー,南江堂,2004
2) Iriyama K, et al:Clinical significance of transfer of apolipoproteins between triacylglycerol-rich particles in lipid emulsions and plasma lipoproteins. Nutrition 10:252-254, 1994
3) 松尾仁之:静脈経腸栄養ハンドブック,pp89-90,中外医学社,2003
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