文献詳細
今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
経静脈・経腸栄養法の基本と実際
文献概要
ポイント
PEGは低侵襲ながら術後の早期単純死亡率は比較的高いため,適応を十分検討すべきである.
造設時の陰圧試験穿刺,皮膚大切開,胃壁固定具併用はPEG造設時の偶発症予防となりうる.
術後の嘔吐による誤嚥性肺炎を防ぐために腸蠕動,排便には十分気を付けるべきである.
PEG造設後に嚥下リハビリが進み,抜去可能となる症例もあり,QOLからも注目されている.
PEGは低侵襲ながら術後の早期単純死亡率は比較的高いため,適応を十分検討すべきである.
造設時の陰圧試験穿刺,皮膚大切開,胃壁固定具併用はPEG造設時の偶発症予防となりうる.
術後の嘔吐による誤嚥性肺炎を防ぐために腸蠕動,排便には十分気を付けるべきである.
PEG造設後に嚥下リハビリが進み,抜去可能となる症例もあり,QOLからも注目されている.
参考文献
1) Gauderer MWL, et al:Gastrostomy without laparotomy;A percutaneous technique. J Pediatr Surg 15:872-875, 1980
2) 上野文昭,鈴木 裕,嶋尾 仁:経皮内視鏡的胃瘻造設術ガイドライン.日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会(編):消化器内視鏡ガイドライン第2版,pp295-309,医学書院,2002
3) 徳毛宏則:経皮内視鏡的胃瘻造設術,新興医学出版,2004
4) 高橋美香子:造設手技,曽和融生・比企能樹・鈴木博昭・鈴木 裕(編):PDNセミナー 胃ろうと栄養,pp28-31,PEGドクターズネットワーク,2004
5) 平良明彦・他:高齢化時代の内視鏡的胃瘻造設術 術式の違いで合併症・術後在院日数等に違いはあるか? Gastroenterol Endosc 47:766, 2005
6) 有本之嗣:達人に学ぶ胃瘻造設の“Know-how”,エンド・サポーターズ,2003
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