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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻5号

2006年05月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践 経静脈・経腸栄養法の基本と実際

PEGを用いた栄養管理の実際

著者: 平良明彦1 藤木茂篤1 有本之嗣2

所属機関: 1津山中央病院 2須波宗斉会病院

ページ範囲:P.775 - P.777

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ポイント

PEGは低侵襲ながら術後の早期単純死亡率は比較的高いため,適応を十分検討すべきである.

造設時の陰圧試験穿刺,皮膚大切開,胃壁固定具併用はPEG造設時の偶発症予防となりうる.

術後の嘔吐による誤嚥性肺炎を防ぐために腸蠕動,排便には十分気を付けるべきである.

PEG造設後に嚥下リハビリが進み,抜去可能となる症例もあり,QOLからも注目されている.

参考文献

1) Gauderer MWL, et al:Gastrostomy without laparotomy;A percutaneous technique. J Pediatr Surg 15:872-875, 1980
2) 上野文昭,鈴木 裕,嶋尾 仁:経皮内視鏡的胃瘻造設術ガイドライン.日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会(編):消化器内視鏡ガイドライン第2版,pp295-309,医学書院,2002
3) 徳毛宏則:経皮内視鏡的胃瘻造設術,新興医学出版,2004
4) 高橋美香子:造設手技,曽和融生・比企能樹・鈴木博昭・鈴木 裕(編):PDNセミナー 胃ろうと栄養,pp28-31,PEGドクターズネットワーク,2004
5) 平良明彦・他:高齢化時代の内視鏡的胃瘻造設術 術式の違いで合併症・術後在院日数等に違いはあるか? Gastroenterol Endosc 47:766, 2005
6) 有本之嗣:達人に学ぶ胃瘻造設の“Know-how”,エンド・サポーターズ,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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