文献詳細
今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
疾患治療としての栄養療法
文献概要
ポイント
肝不全患者では,蛋白・エネルギー低栄養(PEM)が高頻度に出現し,患者のQOLや予後を左右する.
種々の代謝異常が出現するが,Fischer比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)が低下する蛋白・アミノ酸代謝異常が特徴的である.
栄養療法として,分岐鎖アミノ酸製剤の投与や就寝前の軽食(LES)を含む分割食,亜鉛の補充などが重要である.
肝不全患者では,蛋白・エネルギー低栄養(PEM)が高頻度に出現し,患者のQOLや予後を左右する.
種々の代謝異常が出現するが,Fischer比(分岐鎖アミノ酸/芳香族アミノ酸)が低下する蛋白・アミノ酸代謝異常が特徴的である.
栄養療法として,分岐鎖アミノ酸製剤の投与や就寝前の軽食(LES)を含む分割食,亜鉛の補充などが重要である.
参考文献
1) 谷口靖樹,東口髙志:慢性肝障害例における栄養管理.静脈経腸栄養 20:3-9,2005
2) 森山光彦:肝疾患とサプリメント.成人病と生活習慣病 35:1038-1045, 2005
3) A.S.P.E.N. Board of Directors and The Clinical Guidelines Task Force:Guidelines for the use of parenteral and enteral nutrition in adult and pediatric patients. JPEN 26(suppl):65SA-67SA, 2002
4) Marchesini G, et al:Nutritional supplementation with branched-chain amino acids in advanced cirrhosis;A double-blind, randomized trial. Gastroenterology 124:1792-1801, 2003
掲載誌情報