文献詳細
今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
疾患治療としての栄養療法
文献概要
ポイント
栄養療法は,薬物療法・生活改善とともに腎不全治療の3本柱である.
保存期腎不全の栄養療法の目的は,腎不全進行の抑制と尿毒症症状の改善である.適度な蛋白・塩分制限,十分な熱量確保,必要によりカリウム(K)制限を行う.
末期腎不全では適切な熱量・蛋白の確保,塩分制限,必要によりK・リン(P)制限を行い,低栄養にも注意する.
栄養療法は,薬物療法・生活改善とともに腎不全治療の3本柱である.
保存期腎不全の栄養療法の目的は,腎不全進行の抑制と尿毒症症状の改善である.適度な蛋白・塩分制限,十分な熱量確保,必要によりカリウム(K)制限を行う.
末期腎不全では適切な熱量・蛋白の確保,塩分制限,必要によりK・リン(P)制限を行い,低栄養にも注意する.
参考文献
1) 日本透析医学会:図説わが国の慢性透析療法の現況.pp2-40,日本透析医学会統計調査委員会,2004
2) 日本腎臓学会(編):腎疾患患者の生活指導・食事療法に関するガイドライン.日腎会誌 39:1-35,1997
3) 磯﨑泰介:腎不全.東口髙志(編):NST完全ガイド・栄養療法の基礎と実践,pp269-275,照林社,2005
4) 大塚純子,倉田栄里,古橋啓子,磯﨑泰介:両下肢切断後,NSTにより自宅退院し得た低栄養血液透析(HD)患者の1例.静脈経腸栄養 20増刊号:179,2005
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