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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻5号

2006年05月発行

文献概要

今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践 疾患治療としての栄養療法

末期癌

著者: 村井美代1 東口髙志1 伊藤彰博1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部外科学・緩和ケア講座

ページ範囲:P.812 - P.814

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ポイント

末期癌患者といえども悪液質に陥っていない場合には,一般患者と同様の原則に基づいた栄養管理を実施することが基本となる.

定期的に栄養状態や病態をチェックし,その変化に応じた輸液・栄養療法のギアチェンジを行うことが重要である.

悪液質に陥った場合には,輸液量や投与エネルギーなどを一気に減少させることが症状増悪の回避につながる.

参考文献

1) 東口髙志:NST(Nutrition Support Team)の役割.日外会誌 105:206-212, 2004
2) 東口髙志,伊藤彰博,村井美代・他:末期癌の臨床経過.消化器外科 28:1863-1869,2005
3) 東口髙志,伊藤彰博,村井美代・他:末期癌患者の輸液療法,日医雑誌 132:61-64,2004
4) Strassmann G, et al:Evidence for the involvement of interleukin 6 in experimental cancer cachexia. J Clin Invest 89:1681-1684, 1992
5) August D, et al(ASPEN Board of Directors and the Clinical Guidelines Task Force):Guidelines for the use of parenteral and enteral nutrition in adult and pediatric patients. J Parenter Enteral Nutri(JPEN) 26:2002
6) 東口髙志,村井美代,伊藤彰博・他:補完・代替療法を駆使した新しい緩和医療の試み.死の臨床 28:42-44,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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