文献詳細
今月の主題 経静脈・経腸栄養―プランニングとその実践
疾患治療としての栄養療法
文献概要
ポイント
末期癌患者といえども悪液質に陥っていない場合には,一般患者と同様の原則に基づいた栄養管理を実施することが基本となる.
定期的に栄養状態や病態をチェックし,その変化に応じた輸液・栄養療法のギアチェンジを行うことが重要である.
悪液質に陥った場合には,輸液量や投与エネルギーなどを一気に減少させることが症状増悪の回避につながる.
末期癌患者といえども悪液質に陥っていない場合には,一般患者と同様の原則に基づいた栄養管理を実施することが基本となる.
定期的に栄養状態や病態をチェックし,その変化に応じた輸液・栄養療法のギアチェンジを行うことが重要である.
悪液質に陥った場合には,輸液量や投与エネルギーなどを一気に減少させることが症状増悪の回避につながる.
参考文献
1) 東口髙志:NST(Nutrition Support Team)の役割.日外会誌 105:206-212, 2004
2) 東口髙志,伊藤彰博,村井美代・他:末期癌の臨床経過.消化器外科 28:1863-1869,2005
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