文献詳細
今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
免疫系のしくみとネットワーク-免疫疾患を理解するためのミニマル・エッセンス
文献概要
ポイント
T細胞はT細胞抗原受容体(TCR)を介して,自己MHCに提示された非自己ペプチドを複合体の形で認識する(MHC拘束性).
CD8+キラーT細胞は,MHC-Ⅰにより提示された細胞質あるいは核蛋白質由来のペプチドを,CD4+ヘルパーT細胞は,MHC-Ⅱに提示された細胞外由来蛋白質を認識する.
MHC分子のペプチド収容溝には多型が存在し,結合できる抗原ペプチドの構造およびTCRの抗原認識に影響を与える.
T細胞はT細胞抗原受容体(TCR)を介して,自己MHCに提示された非自己ペプチドを複合体の形で認識する(MHC拘束性).
CD8+キラーT細胞は,MHC-Ⅰにより提示された細胞質あるいは核蛋白質由来のペプチドを,CD4+ヘルパーT細胞は,MHC-Ⅱに提示された細胞外由来蛋白質を認識する.
MHC分子のペプチド収容溝には多型が存在し,結合できる抗原ペプチドの構造およびTCRの抗原認識に影響を与える.
参考文献
1) Janeway CA Jr, et al:Tリンパ球に対する抗原提示,笹月健彦(監修):免疫生物学─免疫系の正常と病理(原書第5版),pp155-184,南江堂,2003
2) 千住 覚・他:第8章 移植免疫,小安重夫(編):免疫学―最新イラストレイテッド,pp219-238,羊土社,2003
3) Van der Merwe PA, et al:Molecular interactions mediating T cells antigen recognition. Ann Rev Immunol 21:659-684, 2003
掲載誌情報