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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻6号

2006年06月発行

今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために

免疫系のしくみとネットワーク-免疫疾患を理解するためのミニマル・エッセンス

ケモカインと細胞接着分子

著者: 梅原久範1 澤木俊興1 田中真生1

所属機関: 1金沢医科大学血液免疫制御学

ページ範囲:P.900 - P.902

文献概要

ポイント

自己免疫疾患の病態は慢性炎症である.

炎症部位には免疫細胞の浸潤が認められる.

ケモカインは免疫細胞の血流中から組織への遊走を促す因子である.

細胞遊走の初期過程は,免疫細胞と血管内皮細胞との接着から始まる.

接着分子は,細胞-細胞間の接着を行うレセプターである.

参考文献

1) Umehara H, et al:Fractalkine and vascular injury. Trends in Immunol 22:602-607, 2001
2) 梅原久範: 接着性ケモカイン,フラクタルカイン.日本臨床免疫学会会誌 23:90-102,2000
3) Umehara H, et al:Fractalkine and vascular biology;From basic research to clinical diseases. Arterio Thromb Vasc Biol (Review) 24:34-40, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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