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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻6号

2006年06月発行

文献概要

今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 免疫疾患はなぜ起こるか?

IgE産生のメカニズム

著者: 千葉貴人1 茆原順一1

所属機関: 1秋田大学医学部臨床検査医学分野

ページ範囲:P.921 - P.923

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ポイント

IgE免疫応答は,B細胞上に提示された抗原ペプチドをTh2細胞が認識することにより始まる.

クラススイッチとは,B細胞からの抗体産生において,IgMからIgG,IgEなど,ほかの抗体を産生できるように免疫グロブリンのクラスが変化することをいう.

クラススイッチにおいて,Th2細胞におけるIL-4/IL-13の産生とCD40リガンド(CD40L)の発現が必須である.

参考文献

1) 梶原景一,柳原行儀:好酸球によるIgE産生誘導.臨床免疫 35:161-167, 2001
2) Okazaki I, et al:The AID enzyme induces class switch recombination in fibrosis. Nature 416:340-345, 2002
3) Revy P, et al:Activation-induced cytidine deaminase(AID)deficiency causes the autosomal recessive form of the Hyper-IgM syndrome(HIGM2). Cell 102:565-575, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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