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文献概要
今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
全身性エリテマトーデス
著者: 高崎芳成1
所属機関: 1順天堂大学医学部膠原病内科
ページ範囲:P.929 - P.931
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SLEの予後は著しく改善したが,治療に用いる薬剤の副作用やその治療に抵抗する難治性病態の存在が問題である.
シクロフォスファミド大量間歇静注療法は難治性病態により高い効果を示す.
ミコフェノール酸モフェチルは増殖性腎炎の寛解維持と再燃防止に有用で,有害事象が少ない.
リツキシマブはSLEの難治性病態の新たな治療法として期待される.
SLEの予後は著しく改善したが,治療に用いる薬剤の副作用やその治療に抵抗する難治性病態の存在が問題である.
シクロフォスファミド大量間歇静注療法は難治性病態により高い効果を示す.
ミコフェノール酸モフェチルは増殖性腎炎の寛解維持と再燃防止に有用で,有害事象が少ない.
リツキシマブはSLEの難治性病態の新たな治療法として期待される.
参考文献
1) 高崎芳成:免疫抑制剤の適応と投与法.モダンフィジシャン 20:69-73, 2000
2) Zimmerman R, et al:Advance in the treatment of lupus nephritis. Annu Rev Med 52:63-78, 2001
3) Goldblatt F, Isenberg DA:New therapies for systemic lupus erythematosus. Clin Exp Immunol 140:205-212, 2005
4) 高崎芳成:全身性エリテマトーデス・全身性硬化症に対する生物学的製剤療法.アレルギー・免疫 10:83-89, 2003
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