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今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
特発性血小板減少性紫斑病
著者: 桑名正隆1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科
ページ範囲:P.944 - P.946
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特発性血小板減少性紫斑病は血小板膜糖蛋白に対する自己抗体により誘導される自己免疫疾患である.
抗血小板抗体が結合した血小板が網内系マクロファージに貪食されることが主たる病態である.
抗血小板膜糖蛋白特異抗体や血小板回転の指標が診断に有用である.
Helicobacter pylori除菌療法の高い有効性が明らかとなり,従来の治療指針の見直しが検討されている.
特発性血小板減少性紫斑病は血小板膜糖蛋白に対する自己抗体により誘導される自己免疫疾患である.
抗血小板抗体が結合した血小板が網内系マクロファージに貪食されることが主たる病態である.
抗血小板膜糖蛋白特異抗体や血小板回転の指標が診断に有用である.
Helicobacter pylori除菌療法の高い有効性が明らかとなり,従来の治療指針の見直しが検討されている.
参考文献
1) Kuwana M, et al:The role of autoreactive T-cells in the pathogenesis of ITP. Int J Hematol 81:106-112, 2005
2) Kuwana M, et al:Initial laboratory findings useful for predicting the diagnosis of idiopathic thrombocytopenic purpura in adults:A prospective study. Am J Med 118:1026-1033, 2005
3) Fujimura K, et al:Is eradication therapy useful as the first line of treatment in Helicobacter pylori-positive idiopathic thrombocytopenic purpura?:Analysis of 207 eradicated chronic ITP cases in Japan. Int J Hematol 81:162-168, 2005
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