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今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
多発性硬化症(MS)―診療の進歩
著者: 山村隆1
所属機関: 1国立精神・神経センター神経研究所免疫研究部
ページ範囲:P.950 - P.952
文献購入ページに移動多発性硬化症(MS)急性期はステロイド・パルス療法によく反応する例が多いが,視神経炎は血液浄化療法にのみ反応することがあるので注意する.テイラーメイド医療の考え方がMSでは特に重要である.
全身性エリテマトーデスには禁忌である薬剤(インターフェロン・ベータ)はMSの予後を改善する.一方,関節リウマチに有効なTNF-α阻害療法はMSを悪化させる.複数の免疫疾患の合併例では配慮する必要がある.
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