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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻6号

2006年06月発行

文献概要

今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】

気管支喘息の新しい治療戦略―抗IgE療法

著者: 大田健1

所属機関: 1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学

ページ範囲:P.958 - P.960

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 喘息患者の約70%でチリダニに対する免疫グログリンE(immunoglobulin E:IgE)抗体が陽性である事実は,アレルギー反応が気道炎症や喘息症状の発現に重要な役割を演じていることを示唆している.

 本稿では,気管支喘息の新しい治療戦略として,実用化が進んでいるヒト化抗IgE抗体を用いた抗IgE療法について概説する.

参考文献

1) Presta LG, et al:Humanization of an antibody directed against IgE. J Immunol 151:2623-2632, 1993
2) MacGlashan DWJ, et al:Downregulation of FcεRI expression on human basophils during in vivo treatment of atopic patients with anti-IgE antibody. J Immunol 158:1438-1445, 1997
3) Holgate S, et al:Efficacy of omalizumab, an anti-immunoglobulin E antibody, in patients with allergic asthma at high risk of serious asthma-elated morbidity and mortality. Cur Med Res Opin 17:233-240, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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