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今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
アトピー性皮膚炎
著者: 藤本学1
所属機関: 1金沢大学大学院医学系研究科皮膚科学
ページ範囲:P.961 - P.963
文献購入ページに移動アトピー性皮膚炎は,免疫学的異常,皮膚バリア障害,環境的要因,遺伝的背景などが関与する多因子性の疾患であり,純粋なアレルギー的機序から一元的には説明できない.
アトピー性皮膚炎の病態は一般にTh2優位であるが,Th1の関与も想定されている.
アトピー性皮膚炎の動物モデルではIL-18が重要な役割を果たしている.
IgEが病態に関与するメカニズムは不明だが,増悪因子として働く可能性がある.
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