文献詳細
今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
知っておきたい免疫疾患のトピックス 【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
文献概要
ポイント
アトピー性皮膚炎は,免疫学的異常,皮膚バリア障害,環境的要因,遺伝的背景などが関与する多因子性の疾患であり,純粋なアレルギー的機序から一元的には説明できない.
アトピー性皮膚炎の病態は一般にTh2優位であるが,Th1の関与も想定されている.
アトピー性皮膚炎の動物モデルではIL-18が重要な役割を果たしている.
IgEが病態に関与するメカニズムは不明だが,増悪因子として働く可能性がある.
アトピー性皮膚炎は,免疫学的異常,皮膚バリア障害,環境的要因,遺伝的背景などが関与する多因子性の疾患であり,純粋なアレルギー的機序から一元的には説明できない.
アトピー性皮膚炎の病態は一般にTh2優位であるが,Th1の関与も想定されている.
アトピー性皮膚炎の動物モデルではIL-18が重要な役割を果たしている.
IgEが病態に関与するメカニズムは不明だが,増悪因子として働く可能性がある.
参考文献
1) 島田眞路:アトピー性皮膚炎の病態─アレルギーの側面より,最新医学別冊:新しい診断と治療のABC―アトピー性皮膚炎,pp14-20,最新医学社,2003
2) 塩原哲夫:アレルギーとアトピー性皮膚炎─そのドグマと問題点.医学のあゆみ 210:7-12, 2004
3) Shirasawa S, et al:Dermatitis due to epiregulin deficiency and a critical role of epiregulin in immune-related responses of keratinocyte and macrophage. Proc Natl Acad Sci USA 101:13921-13926, 2004
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