文献詳細
文献概要
今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 知っておきたい免疫疾患のトピックス 【薬物療法のトピックス】
生物学的製剤による抗細胞表面分子療法
著者: 田中良哉1
所属機関: 1産業医科大学医学部第1内科学講座
ページ範囲:P.976 - P.978
文献購入ページに移動抗細胞表面分子療法の作用機序は,直接的な細胞障害,細胞間相互シグナルの制御,細胞内への正・負のシグナル伝達などが挙げられる.
CTLA-4-Ig融合蛋白アバタセプトは,TNF阻害療法に抵抗性のRAに有効である.
抗CD20抗体リツキシマブは,SLE,RAなど幅広い自己免疫疾患に有効である.
生物学的製剤による抗細胞表面分子療法は,サイトカイン阻害療法無効症例に対するセカンドラインとしても期待される.
参考文献
掲載誌情報