文献詳細
文献概要
今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 臓器・細胞移植の進歩
生体肝移植
著者: 上田幹子1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科外科専攻
ページ範囲:P.984 - P.986
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脳死ドナー不足を補う生体肝移植は,脳死移植が盛んな欧米にも広がった.
生体ドナーは,仕事などに復帰するまでに術後3カ月程度の休養を必要とするが,合併症が起こった場合はさらに治療を必要とする.
レシピエントの生存率は,小児ではかなりよいが,成人は約2/3と低く,今後の課題である.同じく生体肝移植によって,再移植を受ける患者もいる.
脳死ドナー不足を補う生体肝移植は,脳死移植が盛んな欧米にも広がった.
生体ドナーは,仕事などに復帰するまでに術後3カ月程度の休養を必要とするが,合併症が起こった場合はさらに治療を必要とする.
レシピエントの生存率は,小児ではかなりよいが,成人は約2/3と低く,今後の課題である.同じく生体肝移植によって,再移植を受ける患者もいる.
参考文献
1) 日本肝移植研究会:生体肝提供(ドナー)手術に関する指針,2003年4月.http://jlts.umin.ac.jp/
2) 生体肝移植研究会ドナー調査委員会:生体肝移植ドナーに関する調査報告書,2005年3月.http://jlts.umin.ac.jp/
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