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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻6号

2006年06月発行

文献概要

今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために 臓器・細胞移植の進歩

自己免疫疾患の造血幹細胞移植―強皮症を中心に

著者: 片岡浩1 渥美達也1 小池隆夫1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科病態内科学講座・第2内科

ページ範囲:P.990 - P.992

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ポイント

強皮症に対する末梢血幹細胞移植療法は,現在,皮膚硬化の改善が有意に認められる唯一の治療法である.

欧米では移植関連死や移植後再発の報告がある.

移植適応症例の厳密な選定が重要である.

標準的な移植療法と移植後の維持療法の確立が望まれる.

参考文献

1) Farge D, et al:Autologous stem cell transplantation in the treatment of systemic sclerosis:Report from the EBMT/EULAR registry. Ann Rheum Dis 63:974-981, 2004
2) TyndallA,DaikelerT:Autologous hematopoietic stem cell transplantation for autoimmune diseases. Acta Haematol 114:239-247, 2005
3) de Buys P, Khanna D, Furst DE:Hemopoietic stem cell transplantation in rheumatic diseases:An update. Autoimmun Rev 4:442-449, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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