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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻7号

2006年07月発行

今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか

血液腫瘍の診断法

微小残存病変の分子生物学的検出

著者: 玉置広哉1

所属機関: 1国立病院機構大阪南医療センター内科

ページ範囲:P.1091 - P.1093

文献概要

ポイント

寛解時の患者体内にある,光学顕微鏡では検出困難な白血病細胞を微小残存病変(minimal residual disease:MRD)という.

発症時に白血病特有の染色体転座・遺伝子変異を同定しておくとMRDの追跡に役立つ.

特にWT1遺伝子の発現レベルはMRDマーカーとして多くの白血病で利用できる.

参考文献

1) 横田昇平:PCR法を用いた診断,横田昇平(編):血液・固形腫瘍診断マニュアル〈改訂版〉,pp202-211,フジメディカル出版,2002
2) 西井一浩:表面マーカー,大野竜三・宮脇修一(編):みんなに役立つ白血病の基礎と臨床,pp99-109,医薬ジャーナル社,2004
3) 玉置広哉,杉山治夫:WT1と白血病.医学のあゆみ 182:38-42, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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