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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻7号

2006年07月発行

文献概要

今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか 血液腫瘍の治療法

支持療法の進歩

著者: 吉田稔1

所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院第4内科

ページ範囲:P.1114 - P.1116

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ポイント

感染予防ではニューキノロン薬やフルコナゾールなどが投与される.

発熱性好中球減少症に対しては広域抗菌薬(セフェムやカルバペネム)の経験的治療を行う.

広域抗菌薬不応性発熱に対しては抗真菌薬(ミカファンギン,アムホテリシンB)の経験的治療を行う.

侵襲性アスペルギルス症に対する有効な薬剤が開発された(ボリコナゾール,リポソームアムホテリシンB).

参考文献

1) Yoshida M, et al:Infectious complications during remission induction therapy in 577 patients with acute myeloid leukemia in the Japan Adult Leukemia Study Group studies between 1987 and 1991. Int J Hematol 70:261-267, 1999
2) Gafter-Gvili A, et al:Meta-analysis;Antibiotic prophylaxis reduces mortality in neutropenic patients. Ann Intern Med 142:979-995, 2005
3) Masaoka T:Evidence-based recommendations for antimicrobial use in febrile neutropenia in Japan;Executive summary. Clin Infect Dis 39:S49-S52, 2004
4) Ascioglu S, et al:Defining opportunistic invasive fungal infections in immunocompromised patients with cancer and hematopoietic stem cell transplants;An international concensus. Clin Infect Dis 34:7-14, 2002
5) 深在性真菌症のガイドライン作成委員会(編):深在性真菌症の診断・治療ガイドライン,pp1-47,医歯薬出版,2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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