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今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか 治癒可能な血液腫瘍
急性骨髄性白血病
著者: 横澤敏也1
所属機関: 1国立病院機構名古屋医療センター血液内科
ページ範囲:P.1117 - P.1120
文献購入ページに移動急性骨髄性白血病(AML)の診断は,形態,マーカー,染色体を用いて総合的に行う.
予後因子は年齢と染色体異常である.
治療は寛解導入療法と寛解後療法に分けられ,寛解後療法には化学療法と造血幹細胞移植がある.
t(8;21),inv(16)は予後良好群であり,化学療法のみで長期生存を期待できる.
予後中間群・不良群では,第1寛解期に同種造血幹細胞移植の適応がある.
高齢者AMLの予後は不良であり,今後の新規治療法の開発が必要である.
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