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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻7号

2006年07月発行

今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか

治癒が期待できない血液腫瘍

予後不良のリンパ腫―Burkittリンパ腫,マントル細胞リンパ腫,末梢T細胞性リンパ腫,NK/T細胞性リンパ腫

著者: 伊豆津宏二1

所属機関: 1東京大学医学部血液・腫瘍内科

ページ範囲:P.1172 - P.1175

文献概要

ポイント

Burkittリンパ腫はCODOX-M/IVAC療法などの適切な治療選択により進行期でも治癒が期待できる.

マントル細胞リンパ腫はR-CHOP療法による長期予後は不良であるが,R-hyper CVAD/MA療法や,in vivo purgingを用いた早期の自家移植による予後改善が期待されている.

限局期NK/T細胞リンパ腫では十分量の放射線治療と化学療法を早期に行うことが必要である.

参考文献

1) Blum KA, Lozanski G, Byrd JC:Adult Burkitt leukemia lymphoma. Blood 104:3009-3020, 2004
2) Barista I, Romaguera JE, Cabanillas F:Mantle-cell lymphoma. Lancet Oncol 3:141-148, 2001
3) Rizvi MA, et al:T-cell non-Hodgkin lymphoma. Blood 107:1255-1264, 2006
4) Suzuki R:Leukemia and lymphoma of natural killer cells. J Clin Exp Hematopathol 45:51-70, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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