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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻7号

2006年07月発行

文献概要

連載

目でみるトレーニング

著者: 武政聡浩1 岸田堅2 南留美3

所属機関: 1獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科 2りんくう総合医療センター市立泉佐野病院循環器科 3国立病院機構九州医療センター内科

ページ範囲:P.1207 - P.1214

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問題 448

 症例:26歳,女性.

 主訴:乾性咳嗽.

 既往歴:特記事項なし.

 生活歴:職業;会社員(デスクワーク),喫煙歴なし,ペット飼育歴なし.

 現病歴:生来健康であった.2005年9月の健康診断では胸部X線写真で異常を指摘されなかった. 10月初旬より乾性咳嗽出現し,市販薬を内服したが改善せず,10月28日に近医を受診した.感冒として治療されたが改善せず,11月2日の胸部X線写真で異常を指摘された.クラリスロマイシン(クラリス®)400mg/日の内服で7日間治療したが,咳嗽は中等度改善したものの胸部X線写真で陰影に改善なく,11月8日に紹介受診された.

参考文献

1) Naughton M, et al:Chronic eosinophilic pneumonia, A long-term follow-up of 12 patients. Chest 103:162-165, 1993
2) Allen JN, et al:Eosinophilic lung diseases. Am J Respir Crit Care Med 150:1423-1438, 1994
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2) 中岡 創・他:急性動脈閉塞症の治療中にヘパリン起因性血小板減少症およびワルファリン起因性上肢皮膚壊疽を発症した1例.心臓 38:134-141, 2006
1) 木村 哲(監):HIV感染症とその合併症診断と治療ハンドブック,国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター,2005
2) 萩原恵里・他:日本人HIV感染患者におけるトキソプラズマIgG抗体価の検討.感染症学雑誌 75:703-704, 2001
3) Skiest DJ, et al:SPECT thallium-201 combined with Toxoplasma serology for the presumptive diagnosis of focal central nervous system mass lesions in patients with AIDS. J Infect 40:274-281, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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