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文献詳細

雑誌文献

medicina43巻8号

2006年08月発行

文献概要

今月の主題 消化器内視鏡治療の現在 胃・十二指腸疾患

早期胃癌の内視鏡治療の適応

著者: 赤松泰次1 横沢秀一2 金子靖典2

所属機関: 1信州大学附属病院内視鏡診療部 2信州大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.1291 - P.1293

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ポイント

術前診断に基づく適応基準と,切除標本の病理組織検索に基づく追加治療の必要性の判断基準は分けて考える.

早期胃癌の内視鏡治療の適応には,適応内病変,適応拡大病変,適応外病変の3つがある.

治療法は原則として,適応内病変はEMRまたはESD,適応拡大病変はESD,適応外病変は外科手術を行う.

参考文献

1) 後藤田卓志・他:胃EMRの適応拡大:大きさからみて.胃と腸 37:1145-1154, 2002
2) 日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン,金原出版,2001
3) 田尻久雄,長南明道,竹下公矢:早期胃癌内視鏡治療ガイドライン,日本消化器内視鏡学会(監修):消化器内視鏡ガイドライン第2版,pp255-269,医学書院,2002
4) Ida K, et al:Multicentre collaborative prospective study of endoscopic treatment of early gastric cancer. Dig Endosc 16:295-302, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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