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文献概要
今月の主題 消化器内視鏡治療の現在 小腸・大腸疾患
小腸内視鏡(ダブルバルーン法)
著者: 荒川大吾1 大宮直木1 後藤秀実1
所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
ページ範囲:P.1310 - P.1312
文献購入ページに移動ダブルバルーン小腸内視鏡は比較的低侵襲に全小腸の観察をすることができ,止血術,ポリペクトミー,バルーン拡張などの内視鏡的治療が可能である.
小腸の腸管壁は薄いため,内視鏡治療の際には穿孔の危険を念頭に入れ,慎重に行う必要がある.
開腹手術の既往やCrohn病など腹腔内癒着が存在する場合に挿入困難例が認められる.
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