medicina43巻9号

2006年09月発行

東大病院内科研修医セミナー 14

持効型インスリン製剤が原因と疑われる肝障害を呈しCSII導入となった劇症1型糖尿病の1例

著者： 笹子敬洋¹ 大須賀淳一¹ 門脇孝¹

所属機関： ¹東京大学医学部附属病院　糖尿病・代謝内科

ページ範囲：P.1614 - P.1619

Introduction

糖尿病治療中に肝障害が出現した場合，何を疑うか？

CSII(インスリン持続皮下注入療法)とはどのような治療か？

参考文献

1)滝川　一・他：DDW-J 2004ワークショップ薬物性肝障害診断基準の提案．肝臓 46：85-90，2005(現行の薬物性肝障害の診断基準)

2)野中共平(編著)：インスリン持続皮下注入療法マニュアル―はじめてCSIIを導入する医療者のために，医歯薬出版，1997(CSIIについて詳述)

3)Diabetologia 34：21-28, 1991(暁現象について詳述)