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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて 診察室以外の血圧を日常診療で生かす

家庭血圧を高血圧診療に生かす―家庭血圧の正しい測定方法とその活用

著者: 高橋文彦1 長谷部直幸2 菊池健次郎2

所属機関: 1北海道立羽幌病院内科 2旭川医科大学第一内科

ページ範囲:P.50 - P.53

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ポイント

●家庭血圧測定は信頼性・再現性に優れ,家庭血圧値は個人の真の血圧値をよりよく反映する.

●家庭血圧測定には上腕カフ・オシロメトリック装置を用いる.

●家庭血圧測定では135/85mmHg以上を家庭血圧による高血圧とし,125/80mmHg未満を家庭血圧における正常値とする.

●家庭血圧は診察室血圧よりも優れた予後予測因子であることが報告されている.

参考文献

1)Imai Y, et al:Japanese Society of Hypertension (JSH) guidelines for self-monitoring of blood pressure at home. Hypertens Res 26:771-782, 2003
2)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会:高血圧治療ガイドライン2004,日本高血圧学会,p8,2004
3)Bobrie G, et al:Cardiovascular prognosis of “masked hypertension” detected by blood pressure self-measurement in elderly treated hypertensive patients. JAMA 291:1342-1349, 2004
4)西宮孝敏,他:旭川市における家庭血圧ならびに降圧薬使用の実態調査.第28回日本高血圧学会総会抄録集,p205,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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