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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻1号

2007年01月発行

文献概要

連載 内科医が知っておきたいメンタルヘルスプロブレムへの対応・1【新連載】

うつ病

著者: 中尾睦宏1

所属機関: 1帝京大学医学部衛生学公衆衛生学・心療内科

ページ範囲:P.172 - P.176

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 うつ病は,抑うつ気分,意欲や興味の減退などの精神症状だけでなく,疲労感,不眠,食欲低下,頭痛,吐き気などさまざまな身体症状を呈する(表1)1).そのため,うつ病患者は,内科や一般診療科を受診することが多い.うつ病患者の60~70%はまず内科を受診し,最初から精神科や心療内科を受診する例は10%程度という報告もある2).本特集の1回目はうつ病に焦点をあて,身体症状をヒントとしたうつ病の診断法や精神科・心療内科へ紹介する目安などについてまとめる.

参考文献

1)Nakao M, Yamanaka G, Kuboki T:Major depression and somatic symptoms in a mind/body medicine clinic. Psychopathology 34:230-235, 2001
2)三木 治:プライマリ・ケアにおけるうつ病の実態と治療.心身医学 42:585-591, 2002
3)American Psychiatric Association:Diagnostic and statistical manual of mental disorders, text revision. American Psychiatric Press, Washington DC, 2000
4)中尾睦宏,久保木富房:一般診療科で診るうつ病.Suzuken Medical 4:4-6, 2001
5)社団法人日本医師会(編):自殺予防マニュアル.明石書店,2004
6)中尾睦宏,久保木富房:内科医のためのうつ病診療;SSRIの使い方と注意点.Modern Physician 22:2002-2009, 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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