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文献概要
今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 病態の理解のために
気管支喘息とCOPD―疾患概念の歴史とガイドラインの現状
著者: 滝澤始1
所属機関: 1帝京大学医学部附属溝口病院第四内科
ページ範囲:P.1820 - P.1823
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●気管支喘息の病態として,アレルギー性気道炎症とともにリモデリングが重要である.
●COPDの病態としては肺胞領域の破壊と末梢気道の炎症が重要である.
●気管支喘息とCOPDにはオーバーラップが存在し,鑑別が困難なことがある.
●薬物治療の優先順位は異なるが,治療薬の種類には共通するものが多い.
●気管支喘息の病態として,アレルギー性気道炎症とともにリモデリングが重要である.
●COPDの病態としては肺胞領域の破壊と末梢気道の炎症が重要である.
●気管支喘息とCOPDにはオーバーラップが存在し,鑑別が困難なことがある.
●薬物治療の優先順位は異なるが,治療薬の種類には共通するものが多い.
参考文献
1)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2006,協和企画,2006
2)福地義之助:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の疾患概念とその歴史的変遷.日本臨牀 65:589-593,2007
3)American Thoracic Society:Standard for the diagnosis and care of patients with chronic obstructive pulmonary disease. Am J Respir Crit Care Med 152:S77-S120, 1995
4)National Heart, Lung, and Blood Institute:Global initiative for chronic obstructive lung disease, Executive summary, Updated 2006
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