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文献詳細

雑誌文献

medicina44巻10号

2007年10月発行

文献概要

今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 病態の理解のために

最新データからみた喘息の疫学

著者: 庄司俊輔1

所属機関: 1国立病院機構福岡病院

ページ範囲:P.1824 - P.1827

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ポイント

●喘息の有症率の国際比較において,日本は小児においても成人においてもまだ高率である.

●わが国の喘息患者は10年間に学童では1.5~2倍になり,成人でも1%以上増加している.

●喘息患者は自分の症状を実際より軽症に考えており,吸入ステロイドの使用はいまだに少ない.

●わが国の喘息死亡数は減少傾向だが,高齢者の死亡の割合が大きくなってきている.

参考文献

1)厚生労働省統計表データベースシステム:平成17年人口動態調査および平成18年人口動態統計月報年計(概数)の概況.http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/index.html
2)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会:喘息予防・管理ガイドライン2006,2. 喘息の疫学,協和企画,2006
3)足立 満,森川昭廣,石原享介:日本における喘息患者実態電話調査.アレルギー 51:411-420,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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