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今月の主題 最新ガイドラインに基づく喘息とCOPDの診療 病態の理解のために
COPDの病態―最新の考え方
著者: 一ノ瀬正和1
所属機関: 1和歌山県立医科大学内科学第三講座
ページ範囲:P.1836 - P.1839
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●COPDはタバコ煙や有毒粒子・ガスなどの吸入によって起こる肺の異常な炎症に起因した進行性の気流制限をきたす疾患である.
●COPDの気流制限には,細気管支領域の閉塞と肺弾性収縮圧低下による気道の易虚脱性が関与している.
●COPDでも気管支拡張薬によってさまざまな度合いの可逆性を示す.
●長時間作動型気管支拡張薬投与はCOPD患者の症状の予防およびコントロールに有効である.
●COPDはタバコ煙や有毒粒子・ガスなどの吸入によって起こる肺の異常な炎症に起因した進行性の気流制限をきたす疾患である.
●COPDの気流制限には,細気管支領域の閉塞と肺弾性収縮圧低下による気道の易虚脱性が関与している.
●COPDでも気管支拡張薬によってさまざまな度合いの可逆性を示す.
●長時間作動型気管支拡張薬投与はCOPD患者の症状の予防およびコントロールに有効である.
参考文献
1)Fukuchi Y, et al:Chronic obstructive pulmonary disease (COPD) in Japan:The Nippon COPD Epidemiology (NICE) Study. Respirology 9:458-465, 2004
2)Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease. Global strategy for the diagnosis, management and prevention of chronic obstructive pulmonary disease. 2006 Available at www.goldcopd.com.
3)日本呼吸器学会COPDガイドライン第2版作成委員会(福地義之助,他):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第2版,メディカルレビュー,2004
4)一ノ瀬正和(編):COPD診療マニュアル,南江堂,2005
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